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尿管結石TUL手術体験記

少し前に尿管結石を患いTUL手術(経尿道的尿路結石除去術を体験したのでご紹介します。



発症・症状

(2023年8月31日)

朝4時ごろ左下腹が痛くて目が覚める。

前日ヤズの刺身を食べたのでアニサキスかと思いスマホで症状を調べると尿管結石の疑い・・・。

あっ。またですか(^^;)

過去2回尿管結石を経験しており、同じような痛みだったので尿管結石と確信。

左下腹にズーンと鈍い痛みが長く続く感じで眠れません。

ちなみに過去2回は2013年、2017年に発症していますがいずれも数日で自然排出。

健康診断のエコー検査で、両方の腎臓に結石有りの診断だったのでいやな予感はしてましたが・・・。

幸い、冷蔵庫に座薬タイプの痛み止めを入れていたので、しばらくそれで凌ぐことができました。

診断

家の近くの内科で診察してもらい、血尿があったので尿管結石の可能性が高いとのこと。

まあ、予想通り。

痛み止めをもらい、以前診察してもらった病院の紹介状を書いていただきました。

(2023年9月1日)

レントゲンを撮ると、ちょうど血管と尿管が交差する場所に9mm×6mmの結石が有りました。


尿路にはいくつかの関所があり、比較的結石が大きいため最初の関所で止まっているとのこと。

しばらく様子を見て自然排出しなければ、TUL(経尿道的尿路結石除去術手術になるそうで、手術内容は

「尿道から内視鏡を挿入しレーザで結石を破壊して取り出す手術」

正直痛そうでやりたくない(^^;)

手術せず体の外から衝撃波で石を砕く方法(ESWL体外衝撃波結石破砕術)を知っていましたが、その病院はESWLができないそうで、別の病院を紹介してもらいました・・・。

過去2回は4mm以下の結石だったので、発症から数日で排出できたけど、今回はちょっと大変。

幸い、翌日以降は痛みが無くなり、排尿も普通にできるようになりました。恐らく石が同じ場所に留まっていたためと思ってます。

(2023年9月7日)

紹介してもらった病院でCT、レントゲンなどの検査を受けましたが、結石が固く、骨の近くにあるためレーザで石を砕く方法(ESWL)は難しいとのこと・・・。

ちなみに石の硬さは画像の濃さでわかるんですねぇ~。以下の画像の通り真っ白でした。

結局、尿道から内視鏡を挿入するTUL(経尿道的尿路結石除去術)になりました(^^;)

手術日は1か月後の10月4日。4泊5日の入院に決定。

手術の成功率は90%、残りの10%は尿管が狭くて石までたどり着けなかったりするケースなどで、その場合は尿管ステントを入れて、1カ月後ぐらいに再度手術するそうです。

入院・手術

(2023年9月19日)

事前の入院、手術内容の説明がありました。

手術内容は

  • 麻酔下に、尿道から内視鏡を挿入し、尿路結石をレーザーで砕いて摘出
  • 結石を除去した後に、尿管の流れを確保して痛みや発熱を予防するための尿管ステントを留置

尿管ステント入れるんだ・・・。

(2023年10月2日)

14時に病院に到着し入院手続きを行いました。

保険証とマイナンバーカードの紐づけると高額医療費の申請が不要にとのことで、病院備え付けのリーダで実施。5分くらいで完了しました。意外と簡単。

入院手続きの後、病室で執刀医から手術の説明、麻酔科の先生から全身麻酔、疝痛注射の説明受けました。

最初の夕食

結構質素(^^;)

お腹すいたので売店に買い出し・・・。

(2023年10月4日)

手術当日

12時30分から手術のため、8時頃から点滴開始。

私の場合、血管が見えにくいのでいつも看護師さんが苦労されます。
案の定、前腕には入らず手の甲にブスッ!

12時に手術室に歩いて行き、手術室の前で看護師さんが名前と手術内容を確認。

歩いて手術室に入り手術台にあおむけ。

心電図と血圧系を取り付け、お尻に疝痛注射を数箇所ブスッ、ブスッ!

疝痛注射は液が入る時ずんと重い感じがしましたが、以前やった神経根ブロック注射に比べたらはるかにましで、はいはいって感じ。

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続いて全身麻酔

点滴から麻酔薬を流し込まれた瞬間、液が手の甲から腕に流れるのがわかり次の瞬間意識がもうろう。そのあとはもう記憶がありません。

手術時間はちょうど3時間。

目が覚めると結石の90%を除去でき、造影剤検査で尿管の破損も無いことから手術は成功。

以下はレーザで砕いて回収した結石。

結構バラバラ。

除去した結石

左の腎臓と膀胱の間に尿管ステントを入れているので少し左側に違和感を感じましたが、そこまでは痛くありませんでした。

(2023年10月5日)

翌朝、尿道カテーテルと点滴が外れスッキリ。

自力で排尿したのですが痛いのと、黒っぽいワインみたいな血尿が出てびっくり。

先生曰く、結石を出す際の傷が原因と思われるが、通常数日で収まるとのこと。

それ以外は、普通に歩いて売店に行ったりシャワーを浴びたりできました。

術後初日の尿

退院

(2023年10月6日)

血尿は続いていましたが、予定出通り4泊5日で退院。

支払った費用は以下の通り。

 入院・手術代 83,000円
 食事代 4,200円
 差額ベッド代 44,000円
 合 計131,200円
※保険3割負担、高額医療制度適用

退院後、3日間は酷い血尿でしたが、その後だいぶ薄くなり、術後2週間で元に戻りました。

尿管ステント抜去

(2023年10月27日)

最後に外来で残置している尿管ステントの抜去を実施。

処置室の椅子に座り、尿道に麻酔を注入。

その後、内視鏡を尿道に挿入。ぬぬぬっという感じで少し違和感。

先生がモニタを見ながら尿管ステントを掴んで引き抜きました。

あっという間に抜けたのでちょっと拍子抜け。

抜くときはそこまで痛くはありませんでした。

以上で治療は終わり(^^)!

補足

私の場合、コーヒーの飲み過ぎだと思っています。

毎日3杯以上飲みますが、特にインスタントコーヒーの粉が蓄積して結石になっているのではと疑っています。

あくまでも個人的見解ですが・・・(^^;)

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